宇野様  こんにちわ〜〜〜〜！！！ 沖縄から帰ったリフレッシュママちゃんア〜ンドこころちゃんでっす（笑） 実は最近、私の誕生日と言う事もあり人に会ったりと、沖縄から帰ってからバタバタ しておりました。 こころちゃん通信の沖縄珍道中の御報告が遅くなってすみませんでした。  沖縄は石垣島・・・・・・・・・・・・・・最高に素晴らしいっス！！ 是非是非、石垣島！！お勧めいたします！！！ ワンちゃんとの旅行は南国で正解。 随分と長い間の気まぐれな滞在だった為、地元人並みの隠れたビーチや夜景の見える 場所や美味しいグルメやお酒、お店に入り浸っていました。 そして、今回の旅で色々な事が分かり、色々な事を感じました。 こころちゃん通信は１度では書き切れない為、２度か３度に分けてテーマで分けたい と思います。 全部全部！！御報告致します！！長いです！先に断りを入れておきます。 私も必死でキーボードを叩きますので、覚悟して読んで下さい。  私はパック旅行は余り好きではないので、飛行機のチケットと泊まる場所だけ 予約して出かける事にしました。 羽田までは高速バスを使う事にしました。 事前に予約をする前に電話での問い合わせをいくつかしました。 高速バスの中では他の乗客の方とも一緒。 ペットの持ち込みもOKと言う事で、こころちゃんを連れて乗車した場合の乗る場所 や、準備などの問い合わせです。 どのバス会社も親切に答えて下さり、とても勉強になりました。 いくつも問い合わせた中で、キャリングケースもキャリングバックもどちらでも乗車 出来ると言って下さったバス会社様に決めさせて頂きました。 勿論こころちゃんは私の膝の上です。 キャリーケースでもこころちゃんは日頃から慣れていますから大丈夫なんですが、 問題はサイズ・・・・（汗） 犬のサイズよりかなり大きめのケースの置き場を確保と言う訳で、宇野様のところ から旅に出た時のケースで！とも思ったのですが、飛行機での長時間を考えると やはり大きめに買ったケースの方が良い・・・と言う事で、小さなキャリーバックでも OKと言うのは嬉しい話でした。  当日・朝７時１５分のバスの予定に、なんと６時３０分前に着いてしまいました。 興奮してテキパキ動き過ぎたのか、何本もバスを見送る事に・・・・なりませんで した！（驚）  バス会社の方の計らいで、早い便に変えてくださったのです。 私達の予約のバスは人気の時刻だった為、満席状態でしたが早い便はガラガラ と言う事で、こころちゃんが初めてのバスで緊張しても大丈夫な様に、 他の乗客の方にも迷惑が掛からない様にと私も判断しました。 しかも小雨が降っていましたから早くバスに乗りたかった（苦笑）  始めの事件はココで起きました。 バス会社の方が話しを決めて下さった時にバス停でバスを待っていた２０代程の女性 （メイクをしていなかったので１０代かも）が、いきなりバス会社の人に食って掛か りました。 「飼育動物をバスに乗せるんですか！？どこに乗せるんですか！？勿論、荷物と一緒 に下のトランクですよね？」 凄い形相で、大声でした。おいおい・・・こっちまで聞こえてるって。 飼育動物って・・・（汗）そんな感じ。 バス会社の方は丁寧に 「当社ではペットの同伴を受け付けております。ペットはケースかバックの中に入れ ての移動ですので」 と冷静に答えました。すると女性が 「他のバスにあの人達を変えてください！！乗せないで下さいね私と一緒には！！」 「何故ですか？？」 「嫌だからです！」 「それは無理です。当社はペット同伴を受け付けておりますので。もし良ければ１本 後の便にしますか？」 「あの人達を変えればいいじゃない！私は嫌なの」 「それは無理です」 と、冷静に坦々と答えるバス会社の方に女性は更に怒り沸騰で、バス停から少し 離れたベンチに居た私の所にツカツカとにじり寄り 「あ〜の〜、バスの中で私から一番離れた席に座って下さいね。いいですね？ 分かりましたか？」 「心掛けますが、此方は許可の上に乗車しますので、何も悪い事はしていません。 ですので、アナタも私達からできるだけ離れて乗車して下さい」 「はぁ〜？私は動物アレルギーなんで！！」 「それは伝えて頂けて結構」 と私が微笑で返すと、舌打ちしながら彼女は離れて行きました。 普段から言葉を操る仕事をしていますから、急な怒りも物腰柔らかに穏やかに、 しっかり嫌味を含んだ言い方で返してしまいました。 だって・・・・・、本当に動物アレルギーなら、その旨をバス会社の人を通して伝達 するところです。 こころちゃんをケースから出し、モロに抱いていた処に仁王立ちで３０センチも無く 詰め寄るとは俄かに信じろと言う方が無理で、私もシタタカに対抗してしまいました。 「私も、ああ言う彼女アレルギーなの・・・グスン」 と家族を振り返って言うと、家族と周りで見ていた人達もクスクスと笑いながら 目線をくれ、無言で頷いてくれる人も居ました。 彼女は離れて私を睨んでいましたが・・・・。 かくしてこうして旅は始まりました。 存在として否定されても、何も恥じる事はしていませんから、堂々としていました。 彼女は１番乗りでバスの前方車両に。その後にかなりのスペースを置いて他の 乗客の皆さんが座り、１列スペースを空けて一番後ろに私達で座りました。 ２つ（正確には３つ）に分かれた車内の空間は後ろが高台の造りになっている席から 見るとおかしなものでした（苦笑） 「動物アレルギー」の彼女以外の乗客の皆さんは「彼女アレルギー」の方だった様で す。 こころちゃんは吠える事も無く、私の知る限りでは初めて「カワイイわね〜」以外の 「おりこうさんね〜」と言う声をかけられ、照れる飼い主と飼犬（笑） 嫌な事など下りる時には忘れていました。 例の彼女はJALの搭乗口で降り、バスの中を振り返る事はありませんでした。 私たちを含め、ほとんどの乗客の方は彼女の下車を見送っていたのに。 そしてANAの乗り場まで少し長めにバスは走りだしたのでした・・・・・・。  空港に着きこころちゃんをバックからケースに。 エントランスでの入れ替えは遠慮させて頂き、雨の吹き込むロータリーで、こころ ちゃんが寒くない様に素早く水を飲ませ、入れ替えました。 そしてケースと荷物をカートに乗せエントランス内へ。 早い便のバスに乗ったので飛行機まで３時間ほど待つ事に。 こころちゃんが「ママちゃん〜だっこだっこ〜」と小さくクンクン・・・・と言う度 に「あら？ワンちゃん居るの？」とパック旅行のマダム達や、家族旅行のお子さんを 連れたパパさんや犬好きのおじいちゃままで、色々な方がケースをのぞきに話しかけ て来てくれました。 「ダックスですか〜いやぁ〜かわいいですなぁ〜」 おじいちゃまはこころちゃんにメロメロでした。 トイレから帰ってきて知らない人達に囲まれながら話しをしている私を見て、何事だ と母上は慌てたそうです（苦笑） 朝のバスの件が母上の中で引っかかっていたのかも知れません。 ３時間余り空港のエントランスで観察していると不思議な事に色々と気付きます。 まず、あまりペットを連れて旅行に出る人が居ない事に気付きました。 ペットを連れている人を見たのは３人だけでした。 あんなに混雑するほど人が居るのに。 日本でのペットとの生活共存率は水準として高いはずなのに。 そして・・・・・エントランス内でペットを地かに歩かせ、リードも長めにしていた 飼い主を見た時、口を開けたまま見送ってしまいました・・・・。 かなり大きなゴールデンレトリーバーでした。 そしてレッドのロングダックス。 違う飼い主さんでした・・・・。 決して盲導犬や介助犬ではありませんでした。 「あぁ・・・・良いのかも知れないけど・・・知れないのだけど・・・・だから肩身 が狭い使いをされてしまうのかも・・・・・」 朝の出来事も含め、本当に動物がダメな人も居るでしょう。 アレルギーで困っている人も居るでしょう。 そして、動物が本当に好きな人も居るでしょう。 だからこそ、自主的に遠慮と言う事が定着しない限り、ペットを連れての楽しい旅行 は定着したくても、なかなか難しい現実にぶつかるのだと確信しました。 スムースダックスだったら、走って追いかけていたかも知れません。 でも呆気に取られて見送ってしまった私は同罪なのかも知れません。 こころちゃん通信を通じて書くことが許されるのなら、ここで小さい声ながらも訴え ていたいと思いました。 「遠慮しましょうよお互いに。大切なペットがより皆に受け入れてもらえる為に」と ・・・・。 搭乗手続きにお荷物カウンター。 こころちゃんは過去の記憶が戻ったのでしょうか？ 宇野様の所から飛行機でやってきた事を思ってか、 飛行機に乗る→飛行機から降りる→迎えが来る→知らない人が迎えに来る・・・で、 「そんなのイ〜ヤ〜！ママちゃん！ママちゃん！ママちゃん〜〜〜こころよい子に しゅるからぁ〜〜うわぁ〜ん〜」 と、「ほろろろろろろろろ・・・ほろろろろろろろ・・・・」と鳴くこころちゃん。 お荷物カウンターで 係員「鳥ですか？」 私   「いえ、犬です。犬の搭乗同意書もサイン済みで持って来ました」 係員「えっと・・・・（ケースの中をのぞいて）ワンちゃんですね」 私　 「そうです。ワンちゃんです」 係員「元気そうですね」 私   「どうでしょう。鳥みたいに鳴いてますが」 係員「犬でしたね。スミマセン・・・・」 と、言う訳で覚悟を決めたのか、鳥の物真似もやめてこころちゃんは静かにケースに 網を掛けられペット室に。 その横で、他の便に預けられたクリームダックスの子が「ワンッワンッワンッワンッ ワンッワン！！」と吠えまくっていて、こころちゃんの不安を逆撫でるのでは？と、 心配に思い 「申し訳ないのですが、ギリギリまで見えるところに居て良いですか？」 「かまいませんが、ワンちゃんからは見えないと思いますが・・・・」 「親バカなんで。せめて吠えた時に声をかけて吠えちゃダメ大丈夫だからって教えた いんです」 「いいですよ」 と、マクドナルドの出てくる待ちのカウンターの様に隣に少しズレて見守っていました。 が、心配を他所にこころちゃんは刺激される事もなく、静かにしておりました。 その後、本来であれば他の荷物と一緒に、無機質な黒いゴムのベルトコンベアーに 乗せられ、ペット室の貨物用のトランクに運ばれるのですが、こころちゃんのケースに 張られたバーコードがうまく読めなくて、結局、綺麗なカウンターのお姉さんの手に よって直にペット室まで連れて行かれました。 予想に反してこころちゃんは親離れしていて、私の方が子離れ出来ていないとバレて しまいました。（恥） でも、怖がって鳴いていたダックスの飼い主さんは見送ってあげた方が良かったので は？と思ってしまいました。 まさかこころちゃんが直接手で運ばれ、初歩的なミスで違う便でどこかに運ばれて しまうのでは・・・・と心配したものの、ちゃ〜んと那覇空港で再会しました。（笑） 直行便でも良かったのですが、こころちゃんのトイレ休憩やお水休憩を考え、 乗り継ぎにしていました。 羽田から那覇まで３時間余り。那覇から更に１時間ほど掛けての石垣島。 乗り継ぎにしたお陰で、那覇観光ができる３時間ほどの余裕が出来ました。 空港の外のロータリーまで出て、オシッコでタオルが濡れていないかチェック。 水を飲ませてご飯をあげてこころちゃんも満足。 その姿を他の観光客の皆さんが見て、 「きゃ〜〜〜〜ツルツルのダックスちゃんだ〜〜〜かわいい〜〜〜」 「ピンシャーでしょ？かわいい〜〜」 「まだ赤ちゃんだよきっと〜だって、友達の家のピンシャーより小さいもん〜」 と注目されるこころちゃん。 かくして、正解者はゼロ。 こころちゃんはダックスで赤ちゃんではありません。レディーになって随分経ちます。 なんて考えていると、何やらクスクス笑われているではないですか・・・・？？？？ バックからトイレシートを出そうとしていた私の足元から離れたこころちゃんは、 「かわいい〜」と集まってくれた方々の輪の中でオシッコを始めてしまいました・・ ・・。 トイレシートを片手に持っていながら間に合いませんでした。 シートをケースの横に敷き、抜かりなく持ってきていたトイレットペーパーでロータ リーの大理石でできた歩道の上のオシッコを拭いて完了。 「がまんできなかったにょ・・・ごめんなしゃい・・・ままちゃん」 申し訳なさそうにこころちゃんはトイレシートの上に移動して座っていました。 そんな姿も「かわいいですね。反省してますよ〜」と観光客の方が１人が言うと、 「ウチも飼ってて、今回は置いてきたけど、連れてきたかったわぁ〜」とか、 「旅では緊張してしまうのよねぇ〜」とこころちゃんにフォローを入れて下さいました。 その後、無事にトイレシートの上でウンチさんを出産成功させて、見ていた人も拍手。 こころちゃんも自慢げ。 ヤレヤレです。（苦笑） 那覇では丁度「那覇祭り」なる物が開催されていました。 私達は知らずに出かけて行き、運良くお祭りの最終日に３時間の那覇観光です。 沖縄で初めて開通したモノレール「ゆいレール」に乗って国際通りまで出て、しばし 観光。このゆいレールを使えば首里城まで簡単に連れて行ってくれます。が、今回は パスで。残念。 牧志（まきし）駅で降りてすぐのTシャツ屋サンで、ペット用のTシャツを購入。 そこのお店はオリジナルプリントで名前や言葉を入れてくれるのです。 沖縄は昼間は暑いですが、夜になると涼やかな風が吹きます。 でも、まだまだ熱くてクーラーは欠かせません。クーラーで体が冷えたり直射日光を 防ぐ為名前入りで作ってもらいました。 このTシャツが後で大変役に立つ事とは知らずに・・・・。 写真で着ているTシャツがこの時作ってもらったTシャツです。 牧志駅から那覇空港方面に帰る方向で、県庁前駅までの２駅ぶんを国際通りを歩いて 観光して、乗り換えの飛行機に。 県庁前駅から６駅の間、またまたこころちゃんパワ〜炸裂！！  移動の間こころちゃんはバックの中に居たのですが、こころちゃんが飛行機に乗る用 のケースをどこにも預ける事が出来ず、父上が縦にして持っていました。 お祭りがある為、混み込みの車内で「ほろろろろ・・・・ほろろろろろ・・・・」と 例の淋しいアピールのこころちゃん。 バックの蓋を閉められて暗いのが嫌な様子。でも、ここは心を鬼にして・・・・・と 思っていると、沖縄特有のメチャクチャ目鼻立ちのハッキリした美人なお姉さんに声 をかけられました。 「あの〜鳥ですか？？？」 お姉さんは父上が縦に持ったキャリングケースを見ながら訊ねてきました。 「あ・・・・コレはカラです。本体はあっちのバックの中です」 「そうなんですか」 と父上が私が抱いていたキャリーバックを指さし、お姉さんはモゴモゴ動くバックを見て 「随分大きな鳥ですね」 「いや・・・・鳥じゃないんです」 「あぁ、やっぱり猫ちゃんですよね。うちも飼ってるんで、もしかしたら・・・と 思ったんです」 「その・・・犬です」 「えぇ！！」 と、言う事でこころちゃん無事に顔だけ出す事に。 良いのか悪いのか、此方の方は余り細かい事は気にしない様です。 犬と聞いたとたん、見せて！見せて！と、周りに座っていた人皆がお姉さんとのやり 取りを聞いていたらしく、見せてくれとせがまれ顔だけ。 ピコン！！と頭が飛び出した瞬間・・・ 「きゃ〜〜」 「こんな犬見たこと無い〜ピンシャー・・・じゃないし、ダックスじゃないし・・・ ナニ犬ですか？」 「ダックスです」 「えええええー！！初めてです〜！毛が短いんですね〜」 またもピンシャーに間違えられながらも、周りの人達の視線を集める事に。 しかも赤ちゃんと間違えられるこころちゃん。 「１歳と６ヶ月です」 「そうなんですか？！知り合いの飼ってるダックスはもっと顔も長いし身体も長いし もっと大きいですよ。1歳になったばかりなんですけど・・・」 「ちょっと小さい子なんだと思います。この仔の姉妹は４姉妹で、この仔だけちょっ と小さかったみたいです」 「姉妹で違うんですね〜」 などと言っている内に空港手前の駅。地元の方達は皆、ここで降りていきました。 お姉さんが降り時に私が 「また今度お逢いする日まで」 と、小さく手を振ると 「またお逢いする日まで」 と微笑で返してくれ、モノレールを降りていきました。 お洒落な会話に、ちょっとホクホクしながら一路、那覇空港へ！！ 羽田空港と違ってピリピリした空気も無く、どこか「ここは沖縄さぁ〜良いとこ さぁ〜」と物語っている空港内でした。 え〜、まだまだ続きます・・・・。 次回は「到着！！石垣編」です。
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